2020年4月特別号 オンライン診療に関して

最終更新: 5月12日

オンライン診療に関するニュースを最近よく見かけます。

これは今の状態になるまでに段階的に進んだ過去があり、

1、新型インフルエンザの時に「慢性疾患でかかりつけ患者に限り、患者の希望があれば処方箋を薬局へFAXしてよい」という特例がでた。

2、新型コロナウィルスでも、同じ「FAX処方箋」の特例が出た。(2020年2月28日)

3、直接診察するのは感染の危険があるため、通信機器を介して診察し処方箋を発行してよいことになった。その対象として初診も認められることになった。(2020年4月13日)


この通信機器というのは電話でもいいわけですが、テレビ画面を通じて診療する「オンライン診療」を行うクリニックが増えてきたので話題になっているわけですね。オンライン飲み会という楽しいものもあるようですが。


実はオンライン診療は、新型コロナのために普及したものではありません。もともとは医療過疎の地域のために遠隔診療をしようとか、歩くのが困難な方でも医療が受けられるようにしようとか、以前からあったアイデアです。その時から開発されてきた技術が今回新型コロナの感染拡大防止対策として生きることになり、もともとオンラインを整備していたクリニックが想定外に注目されるようになったわけです。

毎日生活困難者が出ているのに経済的救済を決定できない日本が、オンライン診療のことだけやたら特例を出すのが早いなと思ったら、もともとやろうとしてたことを前倒ししただけなんですね。




ただ耳鼻科は診察・検査所見が診断に重要ですので、当院としては初診からオンライン診療をするのは難しいと考えています。最近あった例では、「鼻が詰まるから花粉症の薬が欲しい」と来院された患者さんに大きな鼻のポリープが見つかりました。「先週いった内科では花粉症でしょうと言われたんですが・・・」と、かなり驚いていました。これはその内科が悪いかというと、そうでもないと思います。内科で鼻の奥まで診察しろというのは無理な話ですから。オンライン診療はもっと無理があって、直接の診察を全くしないわけです。そんな診察でなにがわかるの?と耳鼻科視点では思ってしまいます。正しい診断をしていくために、当院はこれからも今まで通りの診療をしていきます。


もちろん「アレルギー性鼻炎」とちゃんと診断がついている方は別ですよ。これは慢性疾患に入りますから、再診で同じ薬を出すのは問題ありません。なのでその方たちに対しての薬再診は、当院でも3月より開始しています。



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