2021年9月のブログ コロナ感染後の嗅覚障害をどうするか
最近コロナ感染後の嗅覚障害について、ご相談が増えています。
コロナと嗅覚障害の関連については、東大の浦田先生の研究が有名です。
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NHKのニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210206/k10012852461000.html
実際の東大論文
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2021/02/02/release_20210202.pdf
(浦田先生は大学の後輩で、サーフィン仲間でもあります。彼の奥様は2019年に当院で外来をしてくれましたので、診察を受けた覚えのある方もいると思います。)
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ただまだ特効薬については開発されていないため、現時点では既存の治療を組み合わせて対応していくしかありません。従来の嗅覚ガイドラインにある治療、最近特集されるようになった後遺症治療などを参考に、治療しながらその人ごとに効果のありそうなものを見極めるしかありません。

嗅覚治療においては鼻の状態を評価する必要がありますが、当院ではすぐにCTをとることができるので重宝しています。大混雑時以外は予約なしですぐ検査できますので、嗅覚障害に限らず鼻の不調などありましたら検査にお越しください。

ちなみに当院のCTの放射線被爆量は、上の写真の「歯科用CT」と同等です。病院で受けるCTの1/10。放射線被爆を気にされる方は、当院でCTを受けてデータを病院へ持参されたりもしています。