2022年3月のブログ 花粉症2022

更新日:3月29日


今年も花粉症の季節がやってきました。どうも今年は目の症状が強いようで、点眼薬を希望される方が多いですね。最近抗ヒスタミン薬の内服では改善しない鼻炎の傾向がわかり、別の治療を加えることで多くの方が改善しています。その治療というのは小さい子と成人では効きやすいものが違うんですが、逆が効く場合もあって、絶対的な答えはありません。臨床って奥深いなあと感じています。


【花粉症専門誌「鼻アレルギーフロンティア」】

今回の内容は花粉症専門家の対談でした。以下が内容の抜粋になります。


花粉症2022 岡野光博、後藤穣、寺田哲也

・スギアレルギーで口腔症状は見たことがない。

・信州や北海道に多いハンノキ・シラカバの陽性が関東で増えている。荒川の自然を取り戻すためにハンノキ植林プロジェクトが行われており、それによる影響もあるかもしれない。

・マスクをするとしないでは、花粉の吸い込みが6倍違う。

・空気清浄機は室内より玄関に置いて、帰宅時に衣類についた花粉を落とすと良い。

・花粉はウールやフリースに付着しやすいので、避ける方がよい。

・以前は点鼻薬による初期療法が注目されたが、近年の薬は即効性があるため、行う必要性はなくなってきた。ただインバース・アゴニスト効果を狙うなら、特定の抗ヒスタミン薬を早期から内服する必要はある。 

・舌下治療については、位置づけが変わってきた。お勧めすることは変わりないが、重症の方は抗ヒスタミン薬フリーには至らないこともある。その説明は先にしておく必要がある。


抗ヒスタミン薬1剤では症状がよくならない場合

・まずは点鼻薬を併用。

・それでもだめなら抗ロイコトリエン薬も併用する。


こういった情報を取り入れながら、花粉症後半戦も診療して参ります。



おまけ

私のケガのご報告です。2月下旬に腰椎(正確にはL2とL3)の右横突起というところを骨折しました。なので3月上旬は普通に歩けなくて、クリニックの隣のパーキングまで車通勤し、毎日ロキソニンとカロナール500を服用しながら仕事をしていました。

参考資料(私のレントゲンではありません)


こんな骨折をして初めて「歩くと足がしびれる」「雨の日に痛みが増す」などの症状を知ることができました。医学書で読む「疼痛」と、自分が体験してわかる「痛み」というのは、大きく違うものだとわかりました。人の痛みを知る機会を得たことは、医者としてプラスだったかもしれません。


今もまだ折れてはいますが、もう普通に歩けるようになりました。早くサーフィンしたいですが、また折れるといけないので4月に入るまでは我慢します。毎日ミルクたっぷりコーフレークとちりめん雑魚を食べて、カルシウムを補給しております。

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